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油山ミケの稽古場定点観測

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劇団らせん劇場を中心とした様々な稽古場の記録など

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*静岡県演奏家協会のコンサート

2014/05/25*Sun*

ベートーベンの苦悩とかよく言われるけど、特に彼のことを不幸だとは思わない。
というか、存命中に音楽家として成功しとりわけ若くして命を落としたわけでもなく、むしろ幸福な芸術家人生だったのではないかと勝手に思っている。
でも、彼の創った数々の名曲は後の演奏家や聴衆から、耳が聞こえないとかの彼の人生の苦悩が作品に反映されている如く語られるのは、おそらく、聴き手自身の人生のやっかいごととかそういったことを彼の作品の中に(勝手に)投影しているに違いない。また、そういう曲であることが名曲の証とも言える。そういう意味では、演奏家や聴き手にある程度の人生の積み重ねが要求されるものであり、多分それは作者であるベートーベン自身の意図を超えているはずである。
(これ以上の苦悩をちょっと想像できないこと二つ、一つは原爆被害者の写真で、おそらく死んでしまった赤ちゃんを抱えて乳を飲ませようとしているお母さんの写真、もう一つは東日本大震災後の被害者のリポートで、津波にもまれる中、つないでいた手が離れて我が子を失ってしまったお父さんの話。)
ensou.jpg

元師匠の演奏、スクリャービンの大曲である。
この曲も、弾き手の人生がためされるような名曲である。
そして、普元師匠の演奏は普段の生活の中で感じておられるであろういろいろなことが見事に投影されているような演奏であった。
一言で言うと、人生の深みというかそういう陳腐な言葉になってしまうのかも知れないけど、仕事にしろ演奏にしろ絵にしろ芝居でも、人の創るものにはそういうそれまで生きてきた、または生活者としての経験とか想いの積み重ねがきっとにじみ出てくるものだと思うし、(完全に個人とか生活感とかを排した表現も成立するが)そういったものが少なくとも私は好きである。
演奏者の良い人生がにじみ出る深い演奏であったと思う。
(すみません偉そうに)
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