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油山ミケの稽古場定点観測

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劇団らせん劇場を中心とした様々な稽古場の記録など

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*和の身体表現を学ぶ 岡田圓WS 参加

2013/07/15*Mon*

和の身体表現と言うことで、とても楽しみにしていたWSである。
講師の岡田さんは、能・狂言や日舞とかをベースとした身体表現のアーティストと言うことで、
現在修行中の八光流柔術にも共通した何かが見つかるかなという期待もあった。
やはり扇の動かし方は八光流の技に共通するものがみられ、木刀についてもモンモンの殺陣の会と考え方の違いなどを知ることが出来て大変興味深かった。
okada.jpg

武術の動きと扇などの舞の動きに共通性がみられるが、どちらが先なのかを考えるとルーツは武術にあると思っている。たとえば、腕を後ろから前に振る際の手首の返しは、武術的な解釈でなければ説明できないと思う。せっかく木刀を使っているのでそうした点について指摘があるかと思ったが、身体表現のWSと言う主旨からか、あくまで舞台で使う小道具としていかに有効に美しくまたは印象的に表現できるかと言う点に力点が置かれ、まぁそれはそうだろうなというところ。
木刀や扇の使い方について初日にレクチャーがあり、二日目にそれをふまえてのちょっとした発表会という構成。
この手のワークショップでいつも思うのだが、最後にプチ発表会という形式で何らかの作品めいたものを作るというのは、自分としては(それ自体は大変楽しくて良いのですが)あまり評価できない。
ws.jpg

というのも、あくまで個人的な問題なのだが、自分には引き出しがそれほど無いことが図らずも露呈されてしまうだけになってしまい、何だかそれらしい似て非なる滑稽なものを表現するしか手はないと言う事態になりがちであるからである。となれば、個人的にWSに期待することは、基礎の提示である。
自由に動いて良い(あるいは作って良い)というのは、実は達人名人にだけ許された命題である。少なくとも和の所作について素人同然の自分にとっては、たとえば、ある所作を示され同じに動けと言われてもおそらく出来るものではない。これは八光流(に限らないが)での初心者向けのレクチャーで如実に感じることでもある。
私の参加する道場では、入門を希望する見学者には八光流の基本技の三手を開示するが、これは一見大変退屈で簡単な動きである。しかし、ここに基礎のすべてが詰まっていて技として「できる」までには実は大変な時間と工夫を要する。私自身はこれを見せられて、強く習得を希望した(恐らく退屈か安易に簡単(またはヤラセ)とに感じる方はここで去る)。
一つの技(あるいは所作)を基本通りに動きかつ技としてかかり、自分の身体になじませるには相当の時間と修練が必要であるが、それを飛び越して応用的な技をいくらやったところで「もどき」でしかありえない。
演劇や映画は所詮作りごとなのでというとそれまでだが、ベースとしての何らかの基礎がない演者(特に若者。年月と経験は侮りがたいものがあるのも事実であろう)はなにをやってもカスカスになるのではないだろうか。
短時間のWSで出来ることはごくごく限られるのは承知であるが、基礎の魅力、伝統の強さについて、それから圧倒的な到達点についてもっともっとみてみたかった。
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